宮城県の郷土料理について

ご当地グルメ
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宮城県は東北地方の南東に位置し、太平洋に面しているため、他の東北地方に比べて冬の降雪量が少なく、比較的穏やかな気候が特徴です。

この県には塩釜、石巻、気仙沼といった名高い漁港があり、カツオやマグロ、サンマ、カレイ、銀鮭、ホヤ、カキ、フカヒレなど、豊富な海の幸が水揚げされます。

また、農産物も盛んで、ひとめぼれやササニシキといった米をはじめ、レンコンや曲がりネギ、セリ、仙台雪菜など多彩な作物が収穫されています。このような背景から、「食材王国みやぎ」として多方面でPRが行われています。

ずんだもちについて

ずんだもちは、宮城県を代表する伝統的な味覚で、全国的にも有名です。

その由来には諸説ありますが、現在のずんだは江戸時代後期には定着した形とされています。

枝豆をゆでてすりつぶし、砂糖や塩を混ぜて餡(ずんだ)を作り、それを餅に絡めて食べる料理です。

昔は新鮮な枝豆が手に入る季節に限られていましたが、冷凍技術の進歩により、一年を通して楽しめるようになりました。

材料と作り方

材料(1人分)

つきたての餅:2個(80g)
枝豆:50g
砂糖(上白糖):16g
食塩:0.1g
水:10g

作り方

1:塩を加えてゆでた枝豆をさやから取り出し、薄皮をむく。

2:枝豆を粗く刻み、砂糖と塩を加えてすり鉢ですりつぶし、好みの固さになるよう水を加える。

3:つきたての餅に餡を絡める。

栄養価(1人分)

エネルギー:329kcal
たんぱく質:9.9g
脂質:4.4g
食物繊維:4.3g
食塩:0.1g

歴史と語源

ずんだの語源には「豆を打つ音(豆ん打)」や「陣太刀(じんだち)」という説があります。

また、古い言葉でぬかみそを意味する「糂粏(じんだ)」が由来ともいわれています。地域によって「じんだん」「ぬた」「すり豆」など呼び名が異なり、宮城以外の東北地方でも親しまれています。

ずんだもちの鮮やかな緑色と独特の風味は、宮城県の食文化を象徴する一品として今も広く愛されています。

まとめ

ずんだもちは、宮城県を代表する伝統的な郷土料理で、全国的にも広く知られています。

その起源は古く、鎌倉時代の文献にも類似した形が登場しますが、現在のような形に定着したのは江戸時代後期とされています。

「ずんだ」という名前の由来には諸説あり、「豆を打つ音(豆ん打)」や、兵士が陣中で兜の中で枝豆を調理し、陣太刀でつぶしたという説などがあります。また、古語「糂粏(じんだ)」が転じたとする説も有力です。

作り方は簡単で、枝豆を塩ゆでし、さやから取り出してすりつぶし、砂糖や塩を加えて餡(ずんだ)を作ります。

これをつきたての餅に絡めて食べるのが一般的です。かつては新鮮な枝豆が収穫できる夏季限定の料理でしたが、冷凍技術の発達により、今では一年中楽しむことができます。

ずんだもちは鮮やかな緑色、枝豆の香りと甘さが特徴で、宮城県の食文化を象徴する存在として親しまれています。家庭で作られることが多い一方、観光地では土産品としても人気を集めています。

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