顔ダニとは?

「顔ダニ」または「ニキビダニ」とも呼ばれるのは、人間の皮膚に生息する微小な生物の一種です。

顔ダニは全ての人の顔に寄生し、顔の皮脂などを摂取して生活しています。そのため、皮脂腺の多い顔により多く存在する傾向があります。

この顔ダニは、顔の皮脂を摂取し、皮脂のバランスを調整することで、善玉菌と同じくらい有益な微生物であることは確かです。ただし、水分を過剰に供給すると、植物が枯れてしまうように、過剰な存在が害をもたらします。

顔ダニが増加すると、まず皮脂が減少し、敏感肌や乾燥肌になりやすく、ニキビが発生しやすい肌になります。また、顔ダニの排泄物により毛穴が詰まり、ニキビが発生しやすくなります。

また、これは日本人にはあまり見られないが、赤ら顔と呼ばれ、顔が赤くアルコールを摂ったかのような色になる皮膚病があります。これは「酒さ」と呼ばれる慢性的な皮膚炎症性疾患です。

これらの事実から、顔ダニまたはニキビダニはある程度までが肌にとって有益である一方で、過剰な存在は肌の問題を引き起こす可能性があります。

顔ダニと角栓の関係

顔ダニは肉眼では確認できないほど小さな生物です。そのため、顕微鏡などを使用して確認するしかありません。それ以外にも、YouTubeなどで顔ダニの画像や写真が公開されていることがありますが、かなりグロテスクなのでお勧めはできません。

また、顔ダニは食べたものを排泄する器官を持たないため、死後にはこれまでに摂取した廃物を一気に散布します。そのため、顔ダニが生息する毛穴周辺はこの老廃物により角質が増加します。この角質が角栓となり、毛穴の詰まりを引き起こしてしまいます。

古村比呂さんと顔ダニ

実は、朝ドラのヒロインを務めたことがある古村比呂さんも、顔ダニの被害に遭っていたそうです。ある時期から、古村比呂さんは顔にひどい湿疹ができ、顔全体に赤い発疹が現れてしまったそうです。

彼女は皮膚科で治療を受けたそうですが、改善されずに悩んでいたとのこと。その中で、顔ダニが原因であることに気づいたそうです。

そして、顔ダニが大量発生する原因は、誤ったスキンケアだったそうです。まつげのエクステを交換せずにそのまま使用したり、メイクを落とさずにそのまま寝るなどの誤ったスキンケアが、顔ダニの栄養源である皮脂の過剰分泌を引き起こし、大量繁殖させたとのことです。

顔ダニと洗顔石鹸

顔ダニの治療には洗顔が最も有効ですが、基本的に顔ダニは皮膚の健康に必要な存在です。そのため、過度な洗顔は逆効果になります。

もし顔がかゆい、顔全体が赤ら顔っぽいなどの症状がある場合、顔ダニを除去するための洗顔が必要ですが、そうでない場合は顔ダニに意識的に専用の石鹸や化粧水を使う必要はありません。

また、顔ダニの主な原因は顔の皮脂の過剰分泌ですので、脂っこい食べ物を控えたり、メイクを落とし忘れなどの生活習慣を改善することが重要です。

いずれにせよ、顔ダニは美容や美肌のために必要な存在なので、過度に心配する必要はありません。不摂生な生活や不規則な生活をしている人は大量発生する可能性がありますが、規則正しい生活をしている人にとっては問題ありません。

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