ニキビ跡
ニキビ跡とはアクネ菌の炎症によってお肌の細胞が破壊された状態です。
お肌の細胞の破壊度合いによってシミや色素沈着やクレーターなどになり、お肌に深い傷をのこしてしまいます。
細胞が破壊されるということは、その部分のお肌の細胞が再生させないと治りません。そのため早くても半年長ければ一生治ることはないのです。
またクレーターにまで発展すると細胞が再生されない場所までダメージがいっているのでセルフケアで治る可能性はほぼゼロです。この場合は皮膚科でレーザー治療等を受けて治療した方が早いです。
そのためまずは予防が非常に大切になります。
にきび跡が残る前の状態の時に洗顔や保湿をきちんと行いアクネ菌の増殖を防ぎつつお肌にハリを与えていきましょう。そうすることで、重症化せずに比較的初期段階で治すことができます。
ニキビ跡消す
もしニキビ跡になってしまったら消すことは非常に難しいです。ですが不可能ではありません。それはお肌にはターンオーバーと呼ばれるお肌の再生機能があるからです。
そのためどうしても消したい場合は、このターンオーバーの力を最大限活用できるように食生活や生活習慣を変えてるのが一番の近道です。
食生活では、ビタミン類を摂取して皮脂の分泌を抑制して毛穴のつまりを詰まりにくくしましょう。生活習慣では煙草やお酒を控えながら睡眠を十分にとりましょう。
こうすることによって、ターンオーバーは徐々に活性化してお肌が再生されていきます。
また保湿を十分にしましょう。保湿を行わないと洗顔後の乾燥したお肌はお肌を守るために皮膚から過剰に皮脂が分泌されます。この皮脂の過剰分泌によって毛穴がつまるとまた再発してしまいます。
ニキビ跡 赤み
ニキビ跡の赤みはお肌がアクネ菌の炎症によって破壊された状態です。そのため、お肌がターンオーバーを繰り返す度に少しずつ赤みは薄れていきます。ですが時間の経過とともに薄れていくといっても繰り返しその場所が炎症を起こしていると徐々にお肌の細胞の内部まで破壊されてしまい、修復不可能な状態になったりします。
こうなってしまうと赤みが取れなくなり色素沈着がおこってそのままの状態になってしまいます。そうならないように日頃からニキビ跡になってしまったらケアを十分にしましょう。
ニキビ跡のケアといっても、特別なことはなくお肌に栄養と保湿をしっかり与える洗顔をすれば良いです。
ニキビ跡の赤みの治し方
ニキビ跡の赤みを軽減するためには、以下の方法を試してみることがおすすめです:
日焼けを避ける: 日焼けは肌の赤みを強める可能性がありますので、外出時には日焼け止めを使用し、帽子や長袖の服で肌を保護しましょう。
スキンケア製品を選ぶ:
赤みを抑える成分が含まれたスキンケア製品を選ぶことが重要です。ビタミンCやレチノールなど、肌を明るくする効果のある成分が含まれた製品を探してみてください。
積極的な保湿:
肌をしっかり保湿することで、赤みが軽減されることがあります。保湿クリームや化粧水を使用し、肌の乾燥を防ぎましょう。
ピーリング剤を使用する:
ピーリング剤は、古い皮膚細胞を取り除く効果があります。ただし、肌の状態に合わせた適切なピーリング剤を選び、過剰な刺激を避けるようにしましょう。
レーザーや光療法を考慮する:
重度の赤みの場合、皮膚科医に相談し、レーザーや光療法などの専門的な治療方法を検討することもあります。
ただし、赤みの治し方は個人によって異なる場合がありますので、専門家のアドバイスを受けることも大切です。
皮膚科医や美容専門家に相談して、適切な治療方法を見つけることをおすすめします。
ニキビ跡 凸凹
ニキビ跡を放置しておくと赤みから色素沈着になりそして凸凹したクレーター状になります。
ニキビ跡の中でも凸凹したクレーター状になると基本的には治癒は不可能と言われています。なぜならクレーター状というのは、お肌の真皮や基底層にまでアクネ菌による炎症で細胞が破壊されているからです。
通常ターンオーバーはお肌の有棘層から上の表皮などのお肌の生まれかわりのことです。この有棘層から下の真皮や基底層は基本的にはターンオーバーでお肌の生まれ変わりができない場所なのです。
そのため、にきび跡の凹凸ができた場合は基本的に自宅でにきび治療な不可能になっています。こうならないようにニキビ跡のケアはきちんと行い凹凸やクレーター状にならないように予防しましょう。
ニキビ跡 皮膚科
にきび跡の状態でクレーターや凹凸になると基本的には治療は不可能ですが、どうしてもを治したい場合皮膚科に相談するのも一つの方法です。皮膚科ならレーザー治療というものがあり、これはクレーター状になっているニキビ跡などにレーザーをあてて炎症を起こしている部分を治療する方法になります。
またフォトフェイシャルという、コラーゲンの再生を助ける特殊なレーザー治療もありこれを行うと通常ターンオーバーが行われない基底層や真皮などの細胞を凝固させて皮膚の再生を助けるというものです。
ちなみにレーザー治療は痛みなどもないのでどうしてもにきび跡を治したいひとは、一度皮膚科に受診してみてはどうでしょうか？
ちなみに一般的にレーザー治療は一回で数万円～30万円くらいと言われていますが、皮膚科によってかなり値段に開きがあります。なぜならレーザー治療は保険の適用が効かないためです。
ニキビ跡 薬
にきび跡を治そうとして市販薬などの薬を試そうと思っている人も多いと思います。ニキビ跡に効果がある薬は病院なら主に抗生剤といってアクネ菌そのものを殺菌してくれる薬が処方されます。
また市販薬だと色々ありますが、色素沈着を治すニキビ跡のお薬はハイドロキノンが配合されている薬が良いです。これは色素沈着によって変色した皮膚を漂白してターンオーバーごとに薄くなる赤みをより早く治してくれます。
これらのことからアクネ菌が炎症を起こして赤みのある状態なら、皮膚科で抗生剤を処方してもらう。その後の色素沈着まで行くと病院では自然に薄くなって行きますと言われてしまいますので、ハイドロキノン配合のお薬をドラッグストアなどで購入するのが良いです。
ニキビ跡 直し方
にきび跡の直し方は色々ありますが、まずは赤みの状態ならターンオーバーを促進させてできるだけ細胞の再生を助けて新しい皮膚を作ります。
色素沈着になるとかなり皮膚の深い場所まで炎症を起こしてしまっているので、できるだけハイドロキノン配合の薬などを使用してお肌の再生を助けます。
クレーター状や凸凹状になるとターンオーバーの再生が行われないほど深い場所までお肌の細胞を傷つけているので、皮膚科などでレーザー治療をおこなってコラーゲンを刺激して強制的にお肌を活性化させます。
このようににきび跡の直し方はその症状によって変わりますので、あなたにあったにきび跡ケア方法を選んでください。
また今の状態がわからない場合は、できるだけ早く皮膚科に受診して適切な診断をしてもらいましょう。
